井土まちづくりレポート第8号
11月19日開催!
大盛況&大成功!!
第1回井土プチマルシェ
11 月 19 日(土)、晴天のもとに第 1 回「井土プチマルシェ」を無事に開催することができました。
オープンの前から、プチマルシェを楽しみに来てくださった方々で会場が賑やかになり始めました。開会時には、井土町内会の庄子会長から「皆さんに井土の良いところをたくさん知っていただくことが、井土を継承していく第一歩」と力強い挨拶がありました。井土や周辺の六郷地区から集まったさまざまな品物を青空のもとで眺めて楽しむことで、井土の風土を感じていただけたのではないかと思います。ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!
▲この日のために再結成されたのは、「東六郷小おやじの会」です!来場者へのプレゼントとして、「特製焼きそば」を振る舞ってくださいました。
旬の野菜が大集合!
井土といえば、やっぱり農業!
「野菜&フルーツ&ネギ屋台」は開始当初から大盛況!なかなか手に入らない「井土ねぎ」を袋ごとお買い上げされる方が次々と現れ、あっという間に用意した数が完売となりました。「井土ねぎって、やっぱり美味しいのよね」「太いし、とっても甘いの。この前も市民センター祭りで買ったばかりなの!」と皆さんご満悦。「井土ねぎ祭りが復活するといいなぁ!」とエールもいただきました!
その他にも、雪菜や水菜といった旬の野菜や井土産のつや姫など、この時期ならではの農作物が並び、両手いっぱいにお買い上げいただく方がたくさんいらっしゃいました。井土だけでなく、近隣の六郷地区の農家さん、遠くからは蔵王の農家さんにも出品していただいた今回の屋台。皆さんの「井土を応援しよう」という温かい気持ちに支えられた屋台でもありました。
井土の良いところは、新鮮な農作物を味わうことができるところ。農業を活かした取り組みについても、ご来場いただいた皆さんからたくさんのアイデアをいただきましたので、まちづくり推進委員会でも検討していきたいと思います。
まちづくりへの想いに賛同してくださった方々も出店!
当日は、井土に縁のある方々による屋台が並びました。
東六郷地区に暮らしていた方々を中心に結成された、手づくりの小物をつくるサークル「マートル」さんが用意した「小物屋台」では、色とりどりの可愛い小物が並びました。懐かしい再会もあったようで、軒先での会話も弾んでいました。
東日本大震災以降、仙台市沿岸部で活動を続ける一般社団法人 ReRoots さんの「りるぽて屋台」では、若林区沖野の「仙台いも工房 りるぽて」で販売している若林区産のさつまいもを使用したスイートポテトをご用意いただきました。ReRoots さんは学生メンバーが多数いらっしゃいますが、当日は運営のさまざまな場面で細やかにサポートしていただき、大変助かりました。
海岸公園冒険広場さんには、海楽寺とタッグを組んで「子ども遊び場屋台」を展開していただきました。輪投げやストラックアウトなど、屋外でのびのびできる遊び道具が並び、子どもたちは大はしゃぎでした!
このように、今回の「井土プチマルシェ」は、井土の住民だけでなく、井土のまちづくりへの想いに賛同してくださった多くの方々の協力で無事に行うことができました。これからも、こうした横のつながりを大事に育んでいきたいと思います。
「わぁ、懐かしい!」思い出屋台
フリーライターの西大立目祥子さんが主宰する市民参加型の聞書きプロジェクト「暮らしの採集室」が用意したのは「思い出屋台」。井土地区の昔の写真(提供:せんだい 3.11 メモリアル交流館)を屋台のテーブルに並べたところ、懐かしそうに眺めながら、暮らしの思い出を語る方が次々と立ち寄ってくださいました。1 枚の写真からたくさんの思い出が語られ、周りの方も熱心に耳を傾けたり、時には話に加わったりしてくださいました。
目印のように立派な松が地区内の各所にあったこと、蛍がたくさん飛んでいたこと、井土浦でウナギが面白いように取れたこと、地区の中にはいろんなお店があったこと、昔は藍の栽培や藍玉づくりをしていた家があったこと、居久根は当たり前にあったこと、元朝参りで八坂神社に行っていたこと、井土浦近くのヨシは共同で管理して茅葺屋根の材料として出荷していたこと、松林にはキノコがたくさん出ていて朝早くから採りに行く人もいたこと、松葉さらいは住民総出で行っていたこと……本当にたくさんの井土の暮らしの話を聞くことができました。
大盛り上がり!!ビンゴ大会
この日、会場が一体となって盛り上がったのが「ビンゴ大会」です。井土産の新米・つや姫やマートルさんが制作したオリジナル小物を景品として揃えました。固唾を飲んで番号の読み上げに耳を傾け、発表される度に一喜一憂。多世代が一緒になって歓声を上げて当選を喜び合う場面もあって、とてもにぎやかでした。
ビンゴ大会の様子のあまりの盛り上がりを前に、事務局では急きょ「じゃんけん大会」を追加開催!町内会長の庄子さんとじゃんけんを続け、最後まで勝ち残った方につや姫をプレゼントしました。
Thanks!
始めての試みだったため、さまざまな不安を抱えながらの開催となりましたが、蓋を開けてみれば、多くの方に立ち寄っていただき、また楽しんでいただけたイベントになったのではないかと思っています。会場のあちこちで、再会を喜び合う声が多数聞こえてきたことが何よりの収穫です。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
また、開催にあたりまして、多くの方々にご協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
ともに考える、これからの井土
会場には「まちづくり屋台」も設置して、ご来場いただいた方々に「井土の良いところ」と「こうなったらいいな」というご意見をいただきました。もともと住んでいた方、同じ六郷地区の方、離れているけれど井土のファンの方、等々、たくさんの方からいただいたコメントはどれも温かく、また参考になりました。今後のまちづくり活動に活かしていきたいと思います。
ここが井土の良いところ!
豊かな自然
- 空気がきれいで、温暖なところ
- 静かで自然がいっぱい
- のどかな風景
- 広々としたところ
- 見晴らしがよい
- 夏は涼しい。海風が吹いて、畑仕事をしていても蚊も来ないし、楽しめる。虫もいて、子どもも楽しめる。
美味しいものがたくさん!
- おいしいものたくさん
- 野菜いっぱい
- 野菜とても美味しいです
- 井土ねぎがとにかくおいしいです!
人がいい!
- 協力的
- 皆さんが親切!
- 人が優しい
- 団結力
- 人も何もかも温かい
- とても懐かしいところ
- 人付き合いの厚いところ
- 優しさあふれるコミュニティ
- 今でも会うと嬉しいところ
こうなったらいいな!これからの井土
生活基盤の整備
- 家が自由に建てられて、賑やかな町になってほしい。
- 誰でも宅地を取得して家が建てられるようにするべき!
- 住む人がたくさん出てくるようになったらいい。
市民も楽しめる農業の充実
- 市民農園や貸しバンガローがあるといい。
- 農業を通じて活気のあふれる場所になったらいいな!
- ねぎを使った美味しい料理を提供してください。目指せ!青空レストラン!
- 畑を貸してくれるところができるといいな。
マルシェの継続
- 今日のように祭りをたくさんやってほしい
- 「漬物自慢」の屋台を出してほしい!
- 美味しい野菜とお料理でわいわい楽しいところになるといいな。
- マルシェ、毎年希望します!
- こういう集まりもいいですね!
集まる機会の創出
- みんなが楽しく集まり合う機会がほしい
- いろんな人が笑顔で集まれる場所
- わざわざ来たくなるふるさと
- 滞在型の施設をつくってください!
- 誰でも参加できるイベントがあると、とても嬉しいです。ずっと続きますように。
自然を活かした学びの場
- 自然学習会など、子どもたちが学び、集う場所になったらいいな!
- 震災前の自然の美しい地域になればと思っています。自生している植物がたくさんありました。
- ぼうひろ近いし、コラボしてほしい!
明るいコミュニティ
- 明るいコミュニティ。これからも発展し、21 世紀のモデルまちづくりになればと夢みています
- のんびりのどかな農村の復活
- にぎやかになったらいいな
- 活気あふれる井土
- 井土に関わるみんなが明るく元気でいられること!
≪第1回「井土プチマルシェ」開催概要≫
【日 時】2022 年 11 月 19 日(土)10 ~ 13 時
【会 場】井土地区内イベント会場(仙台市若林区井土字宅地 33)
【主 催】井土町内会、井土まちづくり推進委員会、井土実行組合
【特別協賛】農事組合法人井土生産組合、北杜興業株式会社、株式会社みちさき
【協 力】海楽寺、長稱寺、マートル、元・東六郷小おやじの会、かあちゃんず、一般社団法人 ReRoots、NPO 法人冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク、暮らしの採集室、荒浜のめぐみキッチン(順不同)
【助 成】令和 4 年度仙台市地域づくりパートナープロジェクト推進助成事業
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