- 井土まちづくりレポート第14号 2023年12月9日
10月28 日開催!
井土の大本番は、収穫の「秋」!
「第3回井土プチマルシェ」開催!
10月28日(土)、快晴の下で「第3回井土プチマルシェ」(主催:井土町内会、井土まちづくり推進委員会、井土実行組合)を開催することができました。井土地区に暮らす住民も、東日本大震災を機に故郷を離れることになった住民も、ともに井土の地域資源を囲みながら集まる機会をつくりたいという思いから、このイベントは始まりました。3 回目となる今回も、多くの方が会場に駆けつけ、さまざまに楽しんでいました。月命日の「井土クリーン作戦!」のように、このプチマルシェも「井土の秋の定番」として育っていくといいですね。ご参加いただいた皆さん、ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!
▲新米が当たるビンゴ大会は、今回も大盛況でした!
今回は「井土ねぎ」も登場&即完売!
収穫の秋ということで、「新鮮!野菜屋台」には井土地区だけでなく、周辺の沿岸集落の農家の皆さんから寄せられた新鮮な野菜が並びました。そして、今回は地元の井土生産組合さんがつくる、旬の「井土ねぎ」も登場!開始前から長蛇の列ができ、飛ぶように売れたために即完売!想定外の売れ行きに急きょ追加販売され、嬉しいハプニングとなりました。
井土の地域資源を使った屋台もそろい踏み!
「むかい*いきもの研究所」による「押し花屋台」では、秋の井土地区で見つけた草花が並び、参加者はバッジやポストカードをつくって楽しみました。また、「建築ダウナーズ」の皆さんは、生い茂っている地区内の竹を活かしたスツールづくりを展開しました。東北芸術工科大学の田澤ゼミでは、「おもいで聴き描き屋台」でたくさんの思い出を集めることができました。
今回も子どもたちの楽しそうな声が会場に響きました
海楽寺と冒険広場のコラボによる「子どもの遊び場屋台」には、貞山堀で捕まえたアシハラガニ、クロベンケイガニなどが登場!手づくりの道具による釣り堀に、子どもたちが大興奮!NPOきらきら発電・市民共同発電所による「気候危機!Q&A屋台」では、地球温暖化や自然エネルギーについてクイズ形式で楽しく学ぶ様子がみられました。
地元勢の屋台も負けていません!
前回に引き続き、「かたらいスペース」がプチマルシェに出張!いつもの雰囲気で住民の皆さんの溜まり場になっていました。そして、「元・東六郷小おやじの会」による、久しぶりの「おやじカレー」の復活に来場者は大興奮! 300 食を振る舞うほどの大盛況でした。「やっぱりこの味!」と住民の皆さんは大満足のようでした。
井土について、なんだりかんだり語らいました
本物の屋台を設けた「井土なんだりかんだり屋台」では、これからの井土のまちづくりに向けて、地域資源の活用や「井土まちづくり計画」の素案について意見交換を行いました。大震災前の航空写真を広げながら、参加者同士で街並みを思い出しながら交わされた会話から、これからのまちづくりについてたくさんのヒントをいただくことができました。
ご参加いただき、ありがとうございました!
〈主催〉
井土町内会、井土まちづくり推進委員会、井土実行組合
〈特別協賛〉
農事組合法人井土生産組合、北杜興業株式会社、株式会社みちさき
〈協力〉
海楽寺、長稱寺、六郷南部実践組合、元・東六郷小おやじの会、一般社団法人 ReRoots、NPO法人冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク、むかい*いきもの研究所、仙台インプログレス(せんだいメディアテーク)、荒浜のめぐみキッチン、NPO きらきら発電・市民共同発電所、東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科田澤ゼミ(順不同)
〈助成〉
令和 5 年度仙台市地域づくりパートナープロジェクト推進助成事業地元企業より、寄付金をいただきました!
10月28日の「第3回井土プチマルシェ」では、大変嬉しい出来事がありました。それは、井土地区に事務所を構える環境設備工業株式会社(代表取締役・髙橋禎彦氏)より、井土まちづくり推進委員会に対して、山形銀行の寄付型私募債の仕組みを利用した寄付金をいただいたことです。
これは、環境設備工業株式会社が発行した私募債の取引の際に、山形銀行がその手数料を一定程度優遇し、優遇した分の手数料を寄付金として取り扱う「寄付型私募債」という仕組みを利用したものです。近年では、企業の社会貢献活動の一環で行われることも増えてきました。
当日は、専務取締役である堀内真也様から、井土まちづくり推進委員長の三浦聡一さんに寄付金が手渡されました。このご厚意を井土のまちづくりにしっかりと還元できるように、今後も取り組んでまいりたいと思います。▲井土まちづくり推進委員会の三浦委員長(左)に対し、専務取締役の堀内様(右)より目録の贈呈が行われました。
もしかして「天然の井土メダカ」?!用水路で大発見!
9 月下旬に井土地区内の水路を確認したところ、すいすい泳ぐメダカの姿を見つけることができました。もしかすると、「天然の井土メダカ」の可能性があります!
井土メダカは、東日本大震災前に宮城教育大学の棟方有宗先生が研究用として採取していました。その後、研究室で飼育していたところ、井土地区が津波により大きく被災。メダカ含め、生き物の姿もしばらく水路に確認することができませんでした。棟方研究室のメダカが「井土メダカ」の生き残りとなったのです。
その後、八木山動物公園で「メダカ里親制度」が始まり、棟方研究室で飼育していた井土メダカを広く市民で飼育しながら繁殖させる取り組みが行われています。
大震災によって、さまざまな環境が大きく変わりましたが、メダカが井土地区に戻ってきたのであれば、大きな復興の象徴になります。どうか、天然の井土メダカでありますように!
(現在、確認中です!)▲水路から水をすくい上げたところ、3 匹のメダカを捕まえることができました!
さまざまな形で情報を発信しています。ぜひご覧ください!
●発行・編集:井土町内会、井土まちづくり推進委員会(ido9840842@gmail.com)
●2023年11月発行≪ファイルダウンロード≫